idea Picnicとカウンセリング
人は色々な経験を貯めこんで、色々な感情を抱くけど、自分が何を感じているのか?というと、意外と自分でも分からない。
そういう時、言葉による問いかけを重ねることで、何を感じているのかを理解できるよう助けてあげるのが「カウンセリング」というプロセス。
我々がやっている idea Picnicというワークショップは「カウンセリング」と共通点がある気がする。
アイディアも「自分の過去の経験の中にしかない」と言われる。じゃあ自分の中にどんなアイディアが隠れているのか?というと、意外と自分でも分からない。
そういう時、言葉による問いかけを重ねることで、自分の中に埋まっているヒラメキを見つけるよう助けてあげるのがidea Picnicというプロセス。
・感情を言葉で救い上げる=カウンセリング
・発想を言葉で掬い上げる=idea Picnic
ということだと思う。
自分というスープの中から感情や発想をすくいあげる「お玉」みたいな、言葉を探していきたいと思います。
面影とロボット
家庭の中にロボットが入って、おばあちゃんの会話相手になって、おばあちゃんとの会話からロボが成長するという、そんな時代は割とすぐ来るかもしれない。
もし、そんな時代が来たら、おばあちゃんが亡くなった後、僕らはそのロボを果たして捨てることができるだろうか? それにはかなり高い心理的なハードルがあるだろう。
でも、もし捨てれずに家庭内で何世代にも渡って存在したらどうなるか。その家庭の匂いの染み付いた、誰よりも家庭的な存在になるかもしれない。
その家に生まれた赤子が初めて笑った時、ロボが言う。
「この子の笑顔は、ホント、ひいおばあさんとそっくりだよ。きっと美人になるね。」と。
木登りで怪我をした息子に、ロボが言う。
「ひいおじいさんも同じ木に登って落ちて泣いてたよ。でもその時はこんなに高い木じゃなかったけどね」と。
二度と戻らない日々の美しさ。ロボの古いスピーカーから発音される先祖の面影。
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- 作者: パトリックマクドネル,Patrick McDonnell,覚和歌子
- 出版社/メーカー: あすなろ書房
- 発売日: 2008/09
- メディア: 単行本
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シンギュラリティ と ビリー・ワイルダー
ビリー・ワイルダー
シンギュラリティ
死者の大量誘拐事件
・・・みたいな
関連作品
ビリー・ワイルダー監督、オードリー・ヘップバーン主演。オードリーの美しさをもっとも引き出したのはビリー・ワイルダーだ、という声も多い。
古き良きビリーワイルダーとはまったく風合いの異なるSF作品。死の間際、AIに頭脳と意識をアップロードされた天才科学者(ジョニー・デップ)の話。トランセンデンスとはシンギュラリティの意味。
ARM と オノヨーコ
インターネット・通信業をやっている某企業で、戦略企画の仕事をしており、またアイディアを量産するゲーム形式のワークショップ "idea Picnic" を開発している中沢剛と言います。はじめまして。
脳をポン
考えることを仕事にしたいと思う自分にとって、現在ありがたい環境におり、絞った脳みそのほとんど全てが仕事に吸い上げられているような感覚がある。
一方で、ポンとつついた脳みその反対側がポンと出てくるかのように、目の前の仕事とは全く違うことをふいに思いつくこともある。 そんな日々を送る中で、ブログを書いてみようと思うに至った。
どんぐり
きっかけは、「ARM」と「オノヨーコ」。 仕事の関係で、半導体チップデザインを行う「ARM社」について調べた際、同社の社名が Acorn RISC Machine に由来することを知った。「Acorn」とはどんぐりのこと。 直接の関係はないけど、オノヨーコさんが 「Acorn」 という詩集を出しているという情報も偶然知った。気になって読んでみると、その中にこんな一節があった。
やりたいことを書き尽くす。
誰かにやってもらって生きていく。
踊り続ける。
(原文)
Write all the things you want to do.
Ask others to do them and move on.
Keep dancing.
日々の仕事の中で自分は、自分の考えが(他の人達の考えと一緒になって)世に実現されていくという感覚を体験させてもらっている。
ただ、それにしても、頭に思いつくことの全てを活かせているわけではない。 それならば、思っていることを公開した方が、それが誰かの思いつきやインスピレーションにつながれば、誰かのビジネスや生活を面白く生きるヒントになるかもしれず、少し世の中への貢献になるかなと思った。
僕のキャリアに大きな影響を与えた或る大事業家に、4年前に言われたことがある。
「お前そろそろ世の中のために働け」
小さな取組ではあるが、このブログもそういった活動に間接的につながるものと思って続けたいと思う。 日々の思いつきや、idea Picnicワークショップで出てきたアイディア。 すぐできることから、妄想レベルの話まで、秘蔵のネタを蔵出していきたい。
どんぐり (Yoko Ono)
Yoko OnoのAcorn (どんぐり)。英語版はKindleで読める。1ページ1編の短い詩の集合なので僕のような英語初中級者でも読める。どのページから読んでも大丈夫なので気楽な英語の勉強も兼ねておすすめ。
日本語版もでている。「どんぐり」。こちらも読みやすそう。日本語版は紙の書籍のみの模様。